私たち亀岡電子株式会社は、「安心安全な社会づくりに貢献する」ことを使命としています。技術の進歩や社会の変化に応じて製品やサービスは進化を重ねていますが、いま企業に求められているのはそれだけではありません。

地球温暖化、資源の枯渇、異常気象――これらの課題は企業活動と切り離すことができず、事業を進める上で「環境への責任」が問われる時代に入りました。亀岡電子は、この社会的責任を積極的に果たしていくために、再生可能エネルギー100%の工場運営という大きな挑戦をスタートしました。

この取り組みは、単なる設備投資や経費削減にとどまるものではありません。未来の世代によりよい環境を残すための選択であり、社員が誇りをもって働ける職場をつくるための挑戦です。私たちは、この活動を象徴するメッセージとして次の言葉を掲げています。

 

「光で動く暮らし。持続可能な選択」

 

この言葉に込められているのは、自然の恵みである太陽の光を力に変え、社会全体で持続可能な未来を築いていくという想いです。そしてその拠点となるのが、私たちの「再生可能エネルギーで稼働するものづくり工場」なのです。

目次

再生可能エネルギー100%工場を目指す理由

亀岡電子が再生可能エネルギー100%を目指すのは、環境負荷低減と企業価値向上を両立させるためです。

第一に、地球環境への貢献です。世界的な「カーボンニュートラル」の潮流に加え、当社の工場では生産性向上のための自動化設備導入により、使用電力量が年々増加しています。製造業として、この増大する電力消費を再生可能エネルギーに転換することは、CO₂排出削減に極めて大きな意味を持ちます。

第二に、企業価値の向上と環境経営の進化です。当社は長年、アユモドキ保全やゴミ削減などKESに積極的に取り組み、環境意識を高めてきました。「再生可能エネルギー100%工場」でつくられた製品は、その環境配慮が新たな付加価値となり、お客様や取引先からの評価と信頼を確固たるものにします。

第三に、社員の働きやすさの向上です。ソーラーパネル導入による遮熱効果や、環境に配慮した職場環境づくりは、社員の健康増進や生産性向上に直結します。環境配慮と働き方改革を同時に実現できることも、大きな意義です。


弊社の思い・取り組みの可視化の一環として、 正面入り口に太陽光発電システムの運転状況をリアルタイムで表示するサイネージを設置しました。ご来社頂きました御取引先様にも、実際の運転データをご覧いただくことで、当社の環境への取り組みにご共感いただけるものと考えています。また、社員が日常的に目にする場所に掲示することで、 環境意識向上、エンゲージメント向上効果も期待しています。
亀電 岡子
コラム担当

電力調達の構成:36%自家、64%外部調達

PexelsによるPixabayからの画像

亀岡電子の再生可能エネルギー化は、次の2本柱で実現を目指しています。

自家発電(36%)

 本社屋上に設置したソーラーパネルによる発電。日射量に応じて発電量は変動しますが、年間を通じて電力消費の約36%を自給予定です。

 

外部調達(64%)

 地域の再生可能エネルギー事業者から自然由来の電力を調達。地域で生み出された電力を地域で活用する「地産地消型エネルギー」の実践です。

 

この二つを組み合わせることで、当社は使用電力100%再生可能エネルギー化を目指しています。

ソーラーパネル導入のメリットと裏付けデータ

ソーラーパネルの導入は単なる発電設備の設置ではなく、複数のメリットをもたらします。ここでは具体的な効果と裏付けデータをご紹介します。

電気代削減とエネルギーの自給自足化

太陽光発電の設置により、事業所内の電力量の一部を屋上にて自前調達が可能になり

また作られた電気は再生可能エネルギー電源である為、事業所内の再生可能エネルギー比率が上がります。

結果として、購入電力量が減り電気代のコスト削減が可能になります。

太陽光より供給される電力量は、外的要因による電力価格の変動リスクも軽減できます。

電力ひっ迫・高騰が懸念される昨今のエネルギー戦略上非常に大きな効果となり、

経営の安定性を高める効果があります。

遮熱効果と屋根材保護(‐15℃/15.3℃差の研究)

ソーラーパネルは屋根を覆うため直射日光を遮り、建物内部の温度上昇を抑制します。

お茶の水女子大学の研究(2001年生活工学研究レポート)では、太陽電池を設置した建物の屋根裏温度が、設置していない場合と比べて15.3℃も低下したと報告されています。当社の現場においても、遮熱効果は最大で-15℃を確認しています。

空調効率向上と社員環境改善

屋根裏温度の低減は冷房効率の向上につながり、電力消費の削減と同時に快適な職場環境を維持します。夏場の厳しい暑さをやわらげることで、社員の体調管理や作業効率向上にも寄与しています。

建物寿命延長とメンテナンスコスト低減

屋根材は高温や紫外線によって劣化が進みます。パネル設置により直接の影響が減少し、建物の寿命延長やメンテナンス費用の低減が期待できます。

CO₂削減・環境価値創造

再生可能エネルギーによる自家消費と調達は、CO₂排出量削減に直結します。設置後約1ヶ月で5トン以上の削減効果を達成しており、この効果は年間を通じて積み重なっていきます。継続的な取り組みにより、環境負荷の低減に貢献するとともに、環境に配慮した企業としての信頼性やブランド価値の向上にもつながります。

京都府の再生可能エネルギー目標との整合性

京都府は「自社使用電力の25%以上を再生可能エネルギーで賄う」という目標を掲げています。亀岡電子は自家発電36%に加え、自然エネルギーの外部調達を含めて100%を目指します。

つまり、京都府の基準を大幅に上回る取り組みです。

この姿勢は、地域全体の脱炭素化に貢献すると同時に、再生可能エネルギー導入のモデルケースになると期待できます。

お客様・地域とともに歩む未来

Pixabayからの画像

再生可能エネルギー100%はゴールではなく、新たなスタートです。

私たちは今後、以下の取り組みを推進してまいります。

・再生可能エネルギー活用の高度化

蓄電池やエネルギーマネジメントシステムの導入により、効率的で安定した電力利用を実現します。

・社員・地域との共創

環境教育や地域連携を進め、持続可能な社会づくりを社員一人ひとりが実感できる仕組みを整えます。

・ 持続可能な経営基盤の強化 

環境負荷低減と事業継続性を両立させ、お客様が安心して取引でき、従業員が誇りを持って働ける企業を実現します。

これらの挑戦を通じて、環境と経営の両立をさらに高めてまいります。

「再生可能エネルギーで稼働するものづくり工場」

「光で動く暮らし。持続可能な選択」

この2つの言葉を胸に、亀岡電子はこれからも持続可能な社会の実現に貢献し続けます。

未来の世代に誇れる工場であり続けるために――私たちは今日も、光と共に歩みを進めています。

(文・亀岡電子コラム編集部)